コンペティション
 「清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 2020」
 審査員賞:福岡伸一賞
 2020年6月2日[火]- 7月5日[日]
 素材:太陽光、絞りユニット、線香、蓄光塗料、ライトなど
 作品制作協力 : 岩崎台・香久山福祉会館、ADCアート、小林大地、株式会社スタジオプルミエ、高柳有沙、船越浩海、
         株式会社マサシックス、ミラクルファクトリー(青木一将、小柴一浩、児玉佑司、松本祟宏)、小島章嗣
         ※敬称略、50音順(一部を除く)



 夜が明ければ見えない星もたえず宇宙に存在する。
 いや、既に滅びているかもしれない星の光が、⻑い時を経て届いているという事実。
 星の光そのものが過去であり、その輝きを目にする私たちが「記憶のゆくえ」の証人なのかもしれない。

 瞬間瞬間、世界は上書きされている。現在はすぐに過去となり、剥がれて堆積してゆく。
 同時に未来は常に先へと進み、決して触れられない。
 あるいは、過去からみた未来の中に私たちは存在するとも言えるのか。
 『Light NOWーイマココ』は、光を用いることで時間を可視化し、
 「イマココ」を見つめることで「記憶のゆくえ」を探る装置である。